ゲームエンジンUnityのダウンロードとインストール方法を解説していきます。2018年9月よりUnityHubというツールの登場によりダウンロードとインストール方法が変わりました。それより古い記事等を参考にされている方は方法が異なるので注意してください。
この記事の内容は↑の動画でも解説しています。文章を読むよりわかりやすいと思うのでぜひご覧ください。
<Unityをダウンロード>
それではUnityのダウンロード方法について解説してきます。初心者でも簡単ですのでついてきてください。
まずはこちらのページに飛んでください。Unityの公式ページに飛びます。
右上に「はじめる」ボタンがあると思うのでそれを押してください。右上に無い場合はどこかにあると思います。
Unityのライセンス選択
・無料版のPersonalを選択しよう
始めるボタンをおすと↓のようなページに飛んだかと思います。ここではライセンスをどうするかというのを聞かれています。
ライセンスには色々条件があるのですが、後から別のライセンスに変えることもできるのでとりあえず無料版を選択していきます。
左側の個人向けを選択します。
Personalが無料版となっています。
今ならUnityのプロフェッショナルな方からライブ学習を30日間無料でできるみたいです。英語が得意な方は一考の余地があるかもしれません。
とりあえず、今回は普通にPersonalを選択していきます。
Personalの所の「はじめる」をクリックしてください。
なんか、年度によってPersonalの位置が右と左で入れ替わっていたり、場所やデザインが変わっていることがあるので注意して、Personalの方を選んでください
ただし、無料版を選ぶには制限があり、以下の条件をクリアしていなければいけません。
おそらく$100,000と言われてもピンと来ないと思いますが、だいたい1千万強になります。(為替によって変わってくるのでニアピンな人はちゃんと計算してくださいね)
なので、ほとんどの方が無料版を選択することが可能だと思います。
企業の方がいらっしゃいましたら、会社の方と相談して下さい
・Plus,ProやPersonalとの違いについて
各種ライセンスの違いについて詳しく知りたい方は↓の記事で詳しく解説しているのでこちらを参考にしてください
・Personalのデメリット
まぁ、無料版ですので当然デメリットがあるのですが、かなり軽いので特に問題ないかと思います。
まず、数多くのサービスを受けることが出来ないのですが、ほとんどがチーム開発に関わるサービスだったり、英語でUnityの専門アドバイザーと話せたりなど、ちょっとハードルかったり個人では一切使わないサービスが多いので大したデメリットにはなりません。
一番大きなデメリットはゲーム制作した時にゲーム開始画面で「Unity」のロゴが出ることです。
それくらいですね。
なんとありがたいことか
これが嫌な場合は他のライセンスを購入する必要がありますが、ゲームが完成してから考えればいいので今は無料版を選びましょう。
チュートリアルを受けるかどうかの選択
Try Personalをクリックすると「新規利用者」か「経験豊富な利用者」か選択できるようになります。
新規利用者を選んでもいいですが、個人的には経験豊富な利用者の方をクリックした方がいいかなと思います。
新規利用者の方を選んだ場合、親切にもUnityの公式チュートリアルを受けることができるのですが、いきなり完成形のゲームを渡され、こう作るんだぜ?と言われてもちょっとまだついていけないかなと思います。
全部英語だし(ボソッ
チュートリアルはチュートリアルで参考になるんですが、もう少しレベルが上がって慣れてからチュートリアルを受けるといいと思います。
このサイトのチュートリアルを最後まで終わらせてから受けるくらいでちょうどいいレベルかと思います。
というか完成したものを分解して中身を理解しようと思ったらまず基礎知識がないと厳しい。。。
というわけで、今回は経験豊富な利用者を選択しましょう。経験豊富な利用者を選ぶとチュートリアルが無くなります。
ちなみに後からチュートリアルを受けることも可能ですのでご安心を。(ダウンロードし直しとかは発生しません)
利用規約の同意
経験豊富な利用者をクリックすると↓の画面に飛ぶと思います。
ここでは利用規約について確認されています。
利用規約に同意できたら左のチェックボックス(赤丸のチェック)をクリックしてください。
チェックした項目は↓のような事が書いてあります。
利用規約および下記の制限に従って Unity Personal を利用できることをご確認の上、チェックボックスをクリックしてください。
・Unity Personal が商業目的で使用されているのか、社内のプロジェクトまたはプロトタイプ用に使用されているかにかかわらず、会社の年間総売上が $100,000 を超えないようにしてください。
・$100,000 以上の資金調達を行っていません。
・Unity Plus または Pro を現在利用していません
問題なければDownload Unity Hubと書かれたボタンをクリックしてください。
昔はここに2つボタンがあってDownload Installerというものがありました。もしかしたら復活するかもしれないので消えた項目については↓のボタンに記載しておきます。
<ダウンロード時の注意!>
・<Download Installer> か<Download Unity Hub>か
2019/5/14追記 : Download Unity Hubに一本化されました。Download Installerがまた復活する可能性もあるので一応この文章を残しておきます。
ここで注意が必要です。「Download Installer for ○○」というボタンと「Download Unity Hub」という2つのボタンがあるかと思います。
(日本語になっている方は「○○用インストーラをダウンロードする」と「Unity Hubをダウンロード」になっているかと思います)
ニュアンス的にInstallerとついているので「Download Installer for ○○」というボタンを押しそうになりますがちょっと待ってください。
実は「Download Unity Hub」というのはUnity本体ではなく、Unity Hubというツールをダウンロードする物です。「Download Installer for ○○」の方がUnity本体です。
あれ?じゃぁ「Download Installer for ○○」でいいじゃんと思うと思いますが、筆者はUnity Hubの方をダウンロードする事を強くオススメします。
理由はUnity Hubが非常に有用だからです。
<Unity Hubとは>
UnityとUnity Hubの違い
さて、Download Unity Hubとなっていますが、Unity Hub?Unityとは違うの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
はい。その通りです。Unity HubはUnityではありません。つまり、今ダウンロードしようとしているのはゲームエンジンではないです。
Unity HubはUnity本体ではなく、バージョン管理をしてくれるツールです。
何故Unity Hubを入れるの?
よくPCとかスマホとかでも「アップデートしたら動かなくなった」等の話はよく聞きます。これはUnityでも発生します。
Unityをアップデートした結果、制作途中のゲームが動かなくなってしまっては大変です。
そのため、Unityのバージョンアップは慎重にならないといけないのですが、UnityHubは複数のバージョンのUnityを管理してくれます。制作中のゲームをどのバージョンのUnityで開くのか選ぶ事ができるのです。
普通アプリケーションって1つしかインストールしませんが、Unityはこのバージョンアップによる動作不良を防ぐため、Unity本体をバージョンごとにインストールする事ができます。
もちろん1個しか入れたくなかったら1個しか入れないようにすることもできます。
複数のUnityを保存するので容量こそ食いますが、動かなくなるリスクを考えたら安いものです。動かなくなると復旧作業に時間を要してしまいます。
よくわからない人はUnity Hubはアップデートで動かなくならない為の予防策の一つと考えてもらっていいでしょう。
Unity本体のみインストールする事もできますが、筆者はオススメしません。
一応やり方を記載しておきます。↓をクリックすると展開します。バージョンの過去バージョン(とかいう謎ワード)のUnityをダウンロードするにはこの方法を使用するので後々頭の片隅に入れておくのもいいかもしれません
さて、まぁ、あまりやらない方がいいのですが、Unity本体のみをインストールする方法について解説していきます。
まずはこちらのページに飛んでください。
↓のようなページが開くと思います。
右上のプルダウンのところでダウンロードしたいUnityのバージョンを選択してください。
そして開いたページでUnity Editorをクリックすればインストーラーをダウンロードできるので、それを起動することによってUnity本体のみをダウンロードすることができます。
バージョンの過去バージョン(普通に過去バージョンと思ってもらっていいです。ちょっと違いますが)のUnityもこの方法でダウンロードできるのでもし必要な時が来たらチラッとこの方法を覚えておくといいかなと思います。
<Unity Hubのインストール方法>
それではUnityHubがダウンロードできたらUnityHubをインストールしていきます。
WindowsとMacで方法を分けているので↓のボタンからそれぞれの方法でインストールしてください。
↓のような奴がダウンロード出来たと思うのでダブルクリックしてください。
↓のような奴が表示されると思います。(なんかウィンドウがダークモードだと規約が変な形で映るのでドラッグして見やすいようにしています)
規約に同意出来たら右下のAgreeというボタンをクリックしてください
↓のような画像が出てくるのでApplicationsにUnityHub.appをドラッグ&ドロップしてください。
↓アプリケーションフォルダにUnity Hub.appが入ったと思うのでダブルクリック
起動したら完了です
↓のような奴がダウンロード出来たと思うのでダブルクリックしてください。
↓利用規約が表示されます(英語の人もいるかも(後で言語設定できるので安心してください)
規約に同意出来たら同意するボタンをクリックしてください
↓インストール先のフォルダを指定したらインストールをクリックしてください。
↓インストールが完了したら以下のようになるので完了をクリック
起動できたら完了です。
<ダウンロード、インストールに失敗する場合>
ダウンロードに失敗する。インストールに失敗する。うまくいかない、できない、動かない場合の対処方法は↓の記事にまとめましたので、こちらの方を参照してください。
<Unity Hubの起動>
↓これがUnity Hubのアイコンになりますので、起動する際にはこのアイコンのショートカットから開くことができます。
もし、うまく起動しない、開けないなどの自体が起こった場合はご自身のPCのセキュリティソフトを確認してください。Unity Hubがブロックされている可能性があります。
macであればシステム環境設定→セキュリティとプライバシーの項目でブロックされていないかを確認してください。
↓のような感じで開くことができたらUnity Hubの導入は完了です。
<Unity本体のインストール>
さて、まだUnity Hubをインストールしただけで、Unity本体をインストールしていません。
次回はUnity本体をインストールする為にUnity Hubの使い方を解説していこうと思います。