【フリーな3DCGモデリングソフト】Blenderの基本的な使い方

<Blenderとは>

総合3DCGソフトウェアです。

3DCGと聞くと3Dモデルをモデリングするソフトというイメージがありますが、Blenderはめちゃくちゃいろんな事が出来ます。

Blenderで出来る事

・モデリング
・テクスチャマッピング
・ライティング
・アニメーション作成
・モーショントラッキング
・物理演算シミュレーション
・マテリアル編集
・スクリプト編集
・動画編集
・レンダリング

もう出来る事があまりにも多すぎて使いこなせないレベルです。

これでなんとフリーウェアという神ツールです。

<Blenderのダウンロードとインストール方法>

↓のページのDownloadBlenderというボタンからダウンロードする事が出来ます。

blenderの公式ページ

2019/7/13現在、上の方にある2.79bと書いてあるものを選択してください。

下の方にある2.8というのが最新版になるのですが、2.8はRelease Candidateとついているようにリリース予定の物であるため、まだ入っていない機能等があります。(例えば日本語化など)

よほど慣れた人でなければ上の方にあるちゃんとリリースされたバージョンを選択しましょう。

ダウンロードしてきたファイル(msiもしくはdmg)をダブルクリックするとインストールする事ができます。

Macの方は解凍したファイルをアプリを入れたいフォルダに入れたらOKです

Windowsの方はNext>利用規約に同意してNext>インストールするフォルダを指定してNext>InstallでOKです。

ダウンロードしてきたファイルを全角日本語が使われているパスに入れると動かない事があるようです。ユーザー名等を日本語にしている方は注意しましょう。

起動すると↓のような感じになります。

真ん中のウィンドウはどこでもいいので適当なところをクリックすると消えてくれます。

<Blenderを日本語化する方法>

英語で使うのはシンドイので日本語にしたい方は日本語にしちゃいましょう。

この辺はお好みなのでやりたい方は↓のボタンをクリックしてください

クリックすると展開します

上部メニューのFile>User Preferencesを押してください。

blender user preferences

↓のようなウィンドウが開くと思います。

blender user preferences system

上の方に並んでいるボタンのSystemをクリックしてください。

右下の方にあるInternational Fontsにチェックを入れてください。

international fonts

言語を選択するボタンが出てくるので、そこをクリックしてJapaneseを選択すればOKです

できたら左下のユーザー設定を保存を押しましょう。

<左クリックで選択にする方法>

これも人によってお好みですが、Blenderはデフォルトだと右クリックで選択するようになっています。

WindowやMacを使い慣れている人は左クリックで選択する事に慣れていると思うので、選択を左クリックに設定しておくことをオススメします。

やり方は上のボタンの入力をクリック(英語ならInput)

左の方にある「選択」で左を押せばOKです。英語なら「Select With」のLeftでOKです。

<3Dビューウィンドウの使い方>

3Dビューウィンドウの中の3つの画面

さて、それではBlenderを早速使っていきます。

まずは目の前の各種ウィンドウについて解説・・・したいところなのですが、あーーーまりにも機能が多すぎてとてもとても解説しきれないし、覚えられないと思うのでマトを絞って3Dビューウィンドウの使い方について解説します。

とりあえず3Dビューウィンドウの使い方を覚えれば、とりあえず基本的な事はできるかなと思います。

3Dビューウィンドウは↓の赤線で囲った部分になります。

blender 3D View Window

なんとなく3Dビューウィンドウはオブジェクトが映っているところと思ってしまいがちですが、実は3つのパーツに別れています

blender shelf

左下の「ビュー」というボタンを押すと色々メニューが出てきますが、アイコンがついている「ツールシェルフ」と「プロパティ」というところに注目してください。

これを押すと左右のツールボックス的なものが表示されたり非表示になったりします。

左側がツールシェルフ、右側がプロパティになります。

オブジェクトが表示されている画面、ツールシェルフ、プロパティの3つ合わせて3Dビューウィンドウになりますので覚えておいてください。

3Dビューのモードについて

3Dモデリングに早くいきたいところなのですが、まだ概念的な説明が続きます。

多機能すぎるが故ですね。逆に言うと本当に何でもできると言うことの裏返しでもあります。

3Dビューには「モード」というものがあって、それぞれのモードでできる事が違います。

3Dビューの下の方にある「オブジェクト」と書いてあるところの右側にあるボタンをクリックしてください。

blender object mode

ここで、色々なモードを選択する事ができます。

慣れないウチは、オブジェクトモードと編集モードの2つしか使わないと思うので、とりあえずこの2つのモードについて解説します。

・オブジェクトモード

オブジェクトというのは読んで字の如く「物体」ですね。

物体全体を動かすモードになります。

例えば、↓のように色んな形の物体があったとします。

blender any object

(別々に作成した場合)これら一個一個がオブジェクトになります。

オブジェクトを3Dビューでクリックするとそのオブジェクトがオレンジ色で囲まれます。

オレンジ色で囲まれた物体の移動や拡大縮小、回転を行うなど、物体全体を編集できるのがオブジェクトモードです。

ちなみに、ツールシェルフの作成タブから好きな形のものを作成する事が可能ですが、オブジェクトモードで作成すると別々のオブジェクトになります。

・編集モード

編集モードはオブジェクトの中身を編集するモードです。

よって、オブジェクトが1つも存在しないとき、編集モードにはできないので注意しましょう。

blender edit mode

3Dモデルというのは1つ1つの頂点を繋ぐ事によって面を表現しています。

頂点と頂点を繋いで辺にし、頂点を3つ繋いで三角形の面にします。(↑では面が四角形のように見えますが、実際は三角形を2つ使って四角形を表現しています)

このように頂点の位置頂点をどのように繋ぐか頂点同士でどのような面にするかを編集できるのが編集モードになります。

編集モードでは選択している頂点がオレンジ色になります。複数選択していた場合、その頂点で作成している辺や面もオレンジ色になります。

ちなみに、ツールシェルフの作成タブから好きな形のものを作成する事が可能ですが、編集モードで作成すると1つのオブジェクト内に含まれる形になります。

オブジェクトについて

さて、オブジェクトは物体だよという解説をしてきました。

物体と言ってしまえば全部そうなのですが、大事なのは何が1つの物体なのかです。

例えば「人」は1つの物体なのか。「頭」「胴」「腕」「足」の4つの物体なのか。「髪」「目」「鼻」「口」….etc…etc….といったいくつもの物体なのか

↑の解説で「ツールシェルフの作成タブから好きな形のものを作成する事が可能ですが〜〜」とそれぞれのモードで言っていますが、1つの物体に含めるのか含めないのかで編集のやりやすさやオブジェクトの動かし方が変わってきます。

例えば、「頭」と「目」を同じオブジェクトにしてしまうと頭と目が1つのものになってしまうので、目を回転させづらくなります。逆に言うと頭と目を1つのものとして動かせるので目の動きがどーでもいいなら一緒にしてしまった方が楽になります。

「頭」と「首」を別々のオブジェクトにしてしまうと、頭と首の動きをちゃんと同期させてあげないと頭と首が離れてしまいます。ちょっと編集が難しくなってしまいますね。逆に言うと別々になっているので頭と首が別々な動きになっても問題ないようになります。ホラーとかで使えそうですね。

ちょっと慣れないと難しいかもしれませんが、この「何を1つの物体にするのか」というのを頭の片隅に入れておいてください。なんとなーくでOKです。

この「何を1つの物体にするのか」でオブジェクトモードで動かすのか、編集モードで動かすのかが変わってくるので注意しましょう。

3Dビューの視点について

基本的にBlenderでは3Dビューの視点操作にマウスの中ボタン(ホイール)を使用します。

今時あまりないかもしれませんが、マウスにホイールがついていない方は新しく買うことをオススメします。でないと操作しづらすぎてキツイと思います。

視点の動かし方を全部解説したいところではあるのですが、視点の動かし方でもめちゃくちゃ色んな方法があるので、これさえ覚えておけばいいという3つの方法を紹介します。

視点を動かす方法

・マウスの中ボタンを押しながら(ホイールを押し込みながら)マウスを動かすと視点を回転できます。

・マウスの中ボタンを押しながら(ホイールを押し込みながら)+Shiftキーを押しながらマウスを動かすと視点を平行移動できます。

・マウスのホイールを回転させる事で視点を前後させる事ができます。

とりあえず、この3つの方法を覚えておけばある程度動かせると思います。

オブジェクト・頂点の選択の仕方について

3Dビュー上でオブジェクトや頂点を(ユーザー設定で「選択」に設定している方で)クリックするとそのオブジェクトや頂点を選択状態にできます。

オブジェクトモードならオブジェクトを選択でき、編集モードなら頂点を選択できます。

Shiftを押しながら別のオブジェクトや頂点をクリックすると複数選択する事ができます。

select object blender

左下の方にある選択から、どのような形で選択するかを選ぶこともできます。

円選択なら円形の範囲内に入っている全てのオブジェクトや頂点を選択します。(見えているもののみ)ずっと複数選択状態になります。右クリックで解除する事ができます。マウスホイールを

矩形選択ならドラッグして作成した四角の範囲内に入っているオブジェクトを全て選択します。(見えているもののみ)

・頂点、辺、面選択

編集モード限定で、↑の画像の一番右側にある3つのアイコンをクリックする事で頂点を選択するのか、辺を選択するのか面を選択するのかを選ぶ事ができるようになります。

オブジェクト・頂点の動かし方について

blender object move

さて、ではいよいよオブジェクトを触っていきましょう。

下の「グローバル」と書いてある所の左側の3つのアイコンを見てください。

矢印になっているのが移動です。

弧を描いているのが回転です。

四角から線が出ているのが拡大縮小です。

↑の画像では移動の状態になっていますが、3つの矢印が出ていると思います。

赤色がX座標、緑色がY座標、青色がZ座標です。

矢印を掴んでドラッグするとその方向に移動できます。回転なら、その座標系を軸にして回転します。拡大縮小ならその方向に対して拡大縮小します。

矢印が出ている中心の円を掴んでドラッグすると、XYZ全体を操作する事ができます。

オブジェクトモードなら選択しているオブジェクトを、編集モードなら選択している頂点、もしくは辺、面を操作できます。

オブジェクト・頂点に対する操作

選択しているオブジェクトや頂点に対して操作を行う場合は、ツールシェルフのツールタブで操作する事ができます。

オブジェクトモードと編集モードで内容が変わるので注意してください。

オブジェクトモードは全体で、編集モードは中身です。オブジェクトモードで操作を行なった時はそのオブジェクト全体に反映されてしまうので注意しましょう。

おそらく編集モードで使用する事が多いかと思います。

これまた全部紹介するととんでもない長さになるので、この中でよく使う物を紹介します

編集モードでよく使うツール

・押し出し・・・頂点と辺、面を増やしたい時に使います。現在選択している頂点から発生します。頂点を複数選択する事によって面を作る事ができます。ショートカットキーは「E」です

・辺/面作成・・・複数の頂点を選択している状態で押すと、その頂点を使って辺や面を作成します。2つ選択で辺、それ以上で面になります。ショートカットキーは「F」です

・削除・・・選択している頂点から何を削除するのか選択できます。ショートカットキーは「X」です。

・結合・・・複数選択している頂点をくっつけます。ショートカットキーは「Alt(Option)+M」です。

この4つについては頻繁に使うと思うので、ショートカットキーまで覚えておくことをオススメします。

とりあえず、この4つが使えれば基本的な事ができるようになるかなと思います。



タイトルとURLをコピーしました